【車椅子の殺し屋】ヒットマン:インポッシブル【ハードボイルドでもノワールでもない。青春映画だ】
ハンガリー。脊椎に問題を抱え、手術しないと体内の臓器が互いを潰しあう独りバトルロワイアルが勃発してしまう車椅子の青年ゾリ。単独歩行は可能ですが、言語と動作に障害を抱える友人バルバ。彼らが出会ったルパゾフは元消防士。 消火作業中の事故で両足を潰してしまい車椅子。消防士を辞め、刑務所のお世話にもなったルパゾフの今の仕事は「殺し屋」でした。 「ヒットマン:インポッシブル」(2016年/アッティラ・ティル監督) このタイトルだと「お、新しい形のハードボイルドか」とか「ハンガリー産ノワールか」とかあらぬ期待をしてしまいますが、全然違います。軽いコメディ要素も入った(ただ扱っている現実は重い)青春映画で、…