【金田一耕助 病院坂の首縊り(クビククリ)の家】敗戦国日本の悪魔的哀愁と、金田一耕助の「最後の事件」
こんにちは、カタツムリ系です🐌 愛嬌たっぷりの母性くすぐり系で、身なりは構わないモジャモジャ頭の名探偵・金田一耕助。そんな金田一耕助を、持ち前の若々しい二枚目半ぶりで好演の古谷一行バージョンも、本作が最終話。 人気シリーズというのは、需要もあるだろうし、製作者側にも思い入れもあってか、なかなか区切りがつけにくいイメージがあります。しかし、横溝正史さんの原作でも、この作品をもって、金田一耕助がなんとアメリカに行くという、なんとも微妙な結末で、エンディングが先に宣言されていました↓ 病院坂の首縊りの家 (上) (角川文庫―金田一耕助ファイル) 作者: 横溝正史 出版社/メーカー: 角川書店 発売日…